病んでいた私が人生を復活させた道のり

夢を見た。

２月に一次の発表を控えている「新人シナリオコンクール」で佳作を取る夢。

なぜ大賞じゃなくて佳作なのか分からないが、

インターネット上にシナリオが掲載され、シナリオ冊子にも乗るという夢。

ただ、夢の中で私の家族は大荒れだった。

実は今回の作品、かつて地獄を呈していた私の家族をモチーフに、

アレンジも大してせず、実情や背景などをそのまま使って、シナリオ化したものなのだ。

姉は逆上し、「絶対に佳作を取りやめさせる」と叫んだ。

私はそんな姉に向かい、「いくら欲しいの？」と叫んだ。

「５年間やってきて、やっと掴んだの。大賞じゃないけど、カタチになっただけで構わない。

全財産あげる。絶対に邪魔なんてさせない」

そう叫んだ。

なるほど、夢から醒めた私は、「それが本音か……」と思った。

シナリオなんて、とか、結果に繋がらなくたって、とか、普段言っていても、それが私の本心なのだ。

全財産はたいてでも、佳作や賞を掴みたい。カタチにして周りから評価されたい。

普段「楽しんでかければいい」「駄目でも得たモノはある」とか言ってても、結局それか。

家族を傷つけてでも、評価が欲しかったのだ。

今回の夢で、私は自分を見た気がした。

どんなに問いかけをしていても、分からなかった芯の芯。

優等生ぶっている私の芯の芯。

今日それを見たことは、何か意味のあることだろうか。