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ニックネーム: ぐれい
精神病で悩んでいました 現在はシナリオライターです 旧:鬱の私が小説家を目指すブログ
テーマ: 一般
心の中のモヤモヤを抱えきれなくて、他に吐き出し口がなかったので、今日も二記事アップ。
私には育ての父の他に、もう一人、実の父がいる。
詳しい事情は書けないのだが、母の癌をきっかけに、7年ぶりに実の父と連絡を取ることになった。
それはもう、電話口の彼の対応は、そっけないモノだった。
母が『もしもの時のために、声だけでも聴きたい』と言っているのに、
『俺はもう(私の)お母さんの泣き事は聞きたくない』と、一方的にさっさと電話を切ってしまった。
これには私は多大なショックを受け、その勢いで逆に大嫌いな掃除機を家全体にかけることが出来たほどである。
あまりの辛さに、このブログに書くことも出来なかった。
けれど、父は不器用な性格なのだろう。一日置いて、向こうから改めて電話がかかってきた。
それは、母が無下に扱われたことで、怒りの手紙を父に出したのがきっかけだったのだが、
私が電子書籍で詩集を出していること、シナリオライターを目指してコンクールに応募し続けていることなどに触れ、
少しずつ、こちらの様子を伺う気配を見せた。
(※別に買わなくていいのだが、Amazon Kindleの電子書籍『君が眠りに落ちるまで vol.5 色んな世界が見たい時』の『拝啓 父上様』は、
私が学生の頃に、まだ見ぬ父を思って書いた詩である。)
父は私と母を心配していた。
けれど、今の育ての父に対する遠慮とコンプレックスで、思うように気持ちを表現出来ないのだと思った。
父の一見投げやりに見えるぞんざいな口調は、私が愛情のある人間に対する口調によく似ていた。
まだ私が生まれる前、母にフラれた父の、惨めな気持ちが伝わってきて、心がささくれ立つように痛んだ。
母よ。どうかこの記事を何があっても絶対に読まないで下さい。
そして、育ての父も、その娘である愛する姉も、絶対に読まないで下さい。
私は、育ての父を、心から愛しています。姉のことも心から愛しています。
けれど、実の父のことが気がかりでなりません。
実の父と、別の奥さんとの間に生まれた、まだ見ぬ私の弟のことも。
愛しています。けれど、私はもう一度、実の父と会ってしまうかも知れない。血に抗えないかも知れない。
私は……40年前の母と同じように、実の父と育ての父との間で、心が揺れています。
2021/10/16
ニックネーム: ぐれい
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